2014年5月13日火曜日

114回目のライブ 後記 TUBO

◆2014/05/10(sat.)◆

La-Bit no.114
La-Bit Live vol.114
La-Bit at “TUBO”chitosekarasuyama vol.15
東京都世田谷区南烏山 TUBO

関根宣幸  acoustic bass
高木明  tenor saxophone
内本潔  drums
海阪次郎  electric guitar
田中愛子  piano

1st.
1  Freddie The Freeloader (Miles Davis)
2  A Foggy Day (George Gershwin)
3  Bluesette (Toots Thielemans) 
4  Spain (Chick Corea)
5  Cherokee (Ray Noble) 

Guest Corner
1  You'd Be So Nice To Come Home To (Cole Porter/m.&w.) 斉木睦さん vocal
2  Try A Little Tenderness (James Campbell, Reginald Connelly, Harry Woods/m.&w.) 田中エミさん vocal

2nd.
1  Extradition (Pat Metheny)
2  Nica's Dream (Horace Silver) 
3  I Thought About You (Jimmy Van Heusen.)
4  Simple Samba (Jim Hall)
5  James (Pat Metheny)

Encore
1  黄昏のビギン (中村八大/m. 中村八大, 永六輔/w.)   

charge 2000yen
お客様 17名


La-Bit なんと5ヶ月ぶりのライブでした!!。これはLa-Bit史上最大のブランクです。というより、8年間でブランクが長く空いたのが初めてという事の方がすごい事かもしれません。

そしてここ、TUBOでのライブは2011の暮以来の2年半振り。戻って来ましたよチトカラ!。
















先ずはメンバー紹介
高木明 tenor saxophone

内本潔  drums













海阪次郎  guitar













田中愛子 piano

関根宣幸 bass













今年の2月のTUBOが大雪で中止になった後に決めた今回のテーマは『人』。

1st. stage

“Freddie The Freeloader” 
「たかり屋のフレディ」って感じかな…?。お調子者だけどどこか憎めないフレディは、かる~い感じで渡っていく。「うっかり八兵衛」っぽいかな?。セブンスコードを並べたブルース的進行だが、A♭7の存在が大きい。
高木君のソロが素晴らしかった。後半はちょっと盛り上がりすぎたかな…。





“A Foggy Day”
ミンガスの『直立猿人』の中に収められているテイクを聴いて演奏してみたくなりました。
よくあるA-B-A-Cなんだけど、最後のCが10小節になってて、これがなんともスリリング(笑)。
テーマは田中さん。軽快なタッチは彼女の本領発揮といったところです♪。




“Bluesette”
これはCurtis Fuller の“BLUES-ETTE”ではなく、ハーモニカの名手 Toots Thielemansの作品。-ette は、女性形を作る名詞語尾だそうです。
3拍子はリズム遊びの格好の素材です。ついつい盛り上がってしまいます(^_^;)。





“Spain”
今回は、2つのトリオ演奏を企画いたしました。先ずは、海阪-高木-関根 による演奏。
敢えてドラムレスで臨んだ“Spain”。この曲が18番の海阪君は余裕の表情♪。後半は多くの課題を残しつつも、お客様より戴いた「ナイスファイト!!」のお言葉に…感謝。





“Cherokee”
Cherokee って北米インディアンの一部族の名だそうです。
なんといっても早いラインを弾き倒さなければならない超難曲です
。ソリストも大変ですが、ベーシストもかなり大変です。
呼吸を整えて、力まず力まず…(^_^;)。





Guest Corner

“You'd Be So Nice To Come Home To”
劇団 ‘SO-TO 最高 Deluxe(SSD)’ で役者さんとして活躍中の、斉木睦さん(ムッちゃん)が歌ってくれました。
堂々としながら、優しさに満ちたうたいっぷりは、いつも周囲に気配りを欠かさない彼女の人柄そのものです。

9/23, 9/24 原宿クロコダイルにて、SSDの歌芝居「スワンの涙」があります。
http://www.geocitie.jp/masakazufujiwara_chukiss/





“Try A Little Tenderness”
多方面で活躍中のジャズヴォーカリスト、田中エミさんが素敵な歌声を披露してくださいました。
エミさんの選曲はOrtis Reddingで有名なこの曲。R&B風バラードで演奏いたしました。
エミさんの、美人なのに色気を全面に出さず、ちょっとboyishで照れ屋さんな感じが大好きです。知的な魅力を感じます。

エミさんのライブ予定
5/21(wed.) 四谷VOICE
http://www.jazz-bar-voice.com/


2nd. stage

“Extradition”
この曲名の本当の意味は残念ながらわからないのですが、辞書で調べると、「外国人犯人の引渡し、本国送還」と出てきます。
いずれにしても、minor△7の響って、スパイ物の怪しい感じが漂いますね。3拍子なんだけど8ビートっぽい不思議なリズムのこの曲、何度演奏しても新たな展開があります。このリズムのなかで自由なインプロビゼーションが出来るまで、何度でも演奏したい…。高木君のプレイが絶品です♪。



“Nica's Dream”
この曲の作者ホレス・シルバーら、多くのジャズミュージシャンを援助した男爵夫人ニカの「夢」は、人種的な差別がなくなりジャズが「時代の音楽」になることだったと言われています。そのニカ(パノニカ)を讃えた名曲がたくさんあります。
写真のお父様方、ジャズバンドを組んでいたお仲間でいらっしゃいます。ずっと私たちを支えて下さっています。笑顔が素敵(^^)。ありがとうございます。



“I Thought About You”
Jimmy Van Heuzen,  Johnny Mercerによるラブソング。 

もう1つのトリオは、田中さんを大フィーチャーしたピアノトリオ。
バラードプレイの評判高い田中さんですが、今回も爽やかな時間を創りだしました。リズムセクションも大人なプレイで答えましたよ♪。




“Simple Samba”
今では、La-Bitの代表曲となった、Jim Hall の作品。選曲は海阪君。この曲をリードする彼の力強さが一番よくわかる写真は、間違いなくこれでしょう!!!。連戦負けなしのマッチョ。果敢に挑むはかず助さん。Nice Fight !!。




そして、La-Bit ライブの必需品。ウッチーのフリーソロ!!!!!!!。












“James”
ラストはPat Metheny の名曲。Jamesとは、ジェームス・テイラーのこと。
5人でこの温かいメロディーを歌い上げました。







アンコールありがとうございます✩





Encore

“黄昏のビギン”

























All Photo by Yasuko Matsumuro



皆様に心から ありがとうございます。









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